姿勢を良くすると疲れてしまう原因

「姿勢を良くしよう」と意識すると、かえって疲れてしまう人は少なくありません。その主な理由は、正しい姿勢を「力で作っている」状態になっているからです。

 

主な原因は以下のようなものがあります。

 

必要以上に筋肉を緊張させている

胸を張りすぎたり、肩を後ろへ引きすぎたり、お腹に力を入れ続けたりすると、背中や首、肩の筋肉が常に緊張します。そのため、短時間でも疲れやすくなります。

 

姿勢を支える筋力や持久力が不足している

長時間のデスクワークや運動不足などで体幹や背筋の持久力が低下していると、正しい姿勢を維持するだけでも筋肉に大きな負担がかかります。

 

体のバランスや柔軟性に偏りがある

猫背や反り腰、骨盤の傾き、股関節や胸郭の硬さなどがあると、無理に姿勢を正そうとして一部の筋肉だけが頑張るため、疲労につながります。

 

呼吸が浅くなっている

力みすぎると横隔膜が動きにくくなり、呼吸が浅くなります。酸素を十分に取り込めないため、疲れやすさを感じることがあります。

疲れない良い姿勢のポイント

 

良い姿勢は「胸を張る」ことではなく、骨で体を支えることが大切です。

 

頭が肩の真上に乗る

肩の力を抜く

骨盤を立てて座る・立つ

お腹は軽く支える程度に意識する

深く自然な呼吸ができる状態を保つ

改善方法

 

疲れにくい姿勢を身につけるには、次のようなことが役立ちます。

 

体幹やお尻の筋力を少しずつ鍛える

胸・股関節・太ももの前側のストレッチを行う

30~60分ごとに立ち上がって体を動かす

姿勢を「固定する」のではなく、適度に動きながら保つことを意識する

 

本当に良い姿勢は、頑張って維持するものではなく、自然に保てるものです。もし姿勢を正すだけで強い疲労や痛みが出る場合は、筋力・柔軟性・体のバランスに課題がある可能性があるため、理学療法士や整形外科などで評価を受けるのも有効です。